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動画ファイルから、「動き」を解析し、動画内の任意のエリア(関心領域, ROI)の移動速度とその方向の計測を行うために開発されました。あらゆる動画内の動きを解析することができますが、以下では超音波エコー画像の解析を例にEcholizerについて説明します。
※Echolizerは医療機器ではなく、臨床上の診断、治療、予防のために使うことは想定されておりません。研究や教育のためにご使用ください。
※Windows 7以降で動作します。Mac版、タブレット版は販売しておりません。
Echolizerは医療機器ではないことを理解し、臨床には使用しないことについてご同意いただける方
1.動画ファイルの読み込み
Echolizerを起動します。画面が表示されたらOpticalFlow 1の画面に切り替えます。メニューからNew Projectをクリックして解析をする動画ファイルを選択します。
2.スケールの設定
Scale Settingで1mmあたりのピクセル数を入力します。動画像内に目盛りがある場合は自動で行えます。
3.ROI(関心領域)の指定
画像内から特定領域の解析をする場合はROIを指定することで、解析範囲を絞ることができます。ROI単位で平均速度、平均角度の計測も可能です。ROIは最大6箇所まで指定可能です。
4.解析
OpticalFlowのFarneBack法を用いて移動速度・移動角度の解析を行います。
解析は1フレームのみ、または動画全体(解析範囲内)の解析をすることができます。 左側のフレームリストで任意の行を選択して解析を行います。
解析による計測値は移動速度と移動角度の矢印で画像上描画されます。平均速度や分散値が選択行に表示されます。
Calculate Allをクリックすると、自動的に動画全体を解析します。
ROIごとの計測結果を表示します。
解析のサンプル動画
5.計測結果のCSV出力、解析画像の動画出力
計測が完了したら計測値と解析動画を出力します。 メニューからExport CSVを選択して計測値をCSVファイルに出力します。 その後、メニューからExport Videoを選択して解析画像の動画出力をします。
●2つの動画ファイル解析
Positioningボタンを押して、任意の2点を設定します。これにより、2枚の動画を同じ位置関係に重ねて比較することができます。ある骨の2点を設定することにより、2つの超音波動画をその2点が重なる位置に移動させます。これにより、同じ部位の超音波撮影をした動画を比較する際に、骨の位置を基準として2つの画像を重ね合わせることが出来ます。
さらに細かい画像の位置や角度を調整したい場合は、Positioning画面で正確に画像位置を合わせることができます。 Optical Flow1の動画が赤色、Optical Flow2の動画が青色で表示されます。
●CSVファイル
出力されるCSVファイルは4つです。