妊娠中の正しい歩き方:腰痛予防と姿勢改善のポイント|妊婦向け歩行講習

妊娠中の正しい歩き方:腰痛予防と姿勢改善のポイント|妊婦向け歩行講習

妊娠中に多い歩き方の特徴

妊娠中は、お腹が大きくなるにつれて体に様々な変化が現れます。それに伴い、歩き方にも特有の変化が見られることが少なくありません。
ここでは、多くの妊婦さんに見られる歩き方の特徴を3つご紹介します。
ご自身の歩き方と比べてみましょう。

1. ガニ股で歩いてしまう

妊娠後期になると、お腹が大きくせり出してくるため、足を開いてバランスを取ろうとする傾向が強まります。
その結果、つま先が外側を向く「ガニ股」歩きになりがちです。

これは、大きくなったお腹を支え、安定感を保つための自然な反応ですが、股関節や膝に負担をかける原因にもなります。

2. 体が左右に揺れる

お腹が大きくなると、体の重心が前方に移動します。
この変化に適応しようとして、体を左右に揺らしながら歩く「ペンギン歩き」のようになることがあります。
この歩き方は、骨盤周りの筋肉に余計な負担をかけ、腰痛を悪化させる一因となる可能性があります。

無意識のうちに赤ちゃんを守ろうとする動きでもありますが、体の軸がぶれやすくなるため注意が必要です。

3. 反り腰で歩いている

重心が前に移動することから、バランスを取るために無意識に腰を反らせてしまう「反り腰」の姿勢も、妊婦さんによく見られる特徴です。
反り腰は、背骨の自然なS字カーブを崩し、腰の筋肉に持続的な緊張を与えます。

この状態での歩行は、腰痛の直接的な原因となるだけでなく、肩こりや背中の痛みを引き起こすこともあります。

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正しい歩き方のポイント

妊娠中の不快な症状を和らげ、快適なマタニティライフを送るためには、正しい歩き方を意識することが非常に重要です。
ここでは、今日から実践できる正しい歩き方のポイントを解説します。

姿勢を意識する

まずは、正しい姿勢を保つことから始めましょう。
壁を背にして立ち、後頭部、肩甲骨、お尻、かかとの4点が壁につくように意識します。
これが、体の軸がまっすぐになった正しい姿勢の基本です。

歩くときも、このまっすぐな軸をイメージし、頭のてっぺんから一本の糸で吊られているような感覚を持つと、自然と背筋が伸びてきます。

目線はまっすぐ前に

歩くときは、足元ばかり見ずに、目線をまっすぐ前に向けることを心がけましょう。
少し遠くを見るようにすると、自然と顎が引けて首や肩への負担が減り、背筋も伸びやすくなります。

視線を上げることで、体の軸が安定し、ふらつきの防止にも繋がります。

足の運び方

正しい歩行のためには、足の運び方も重要です。
以下の3つのステップを意識してみてください。
  1. かかとから着地する: 歩く際は、まずかかとからそっと地面に着地させます。
  2. 足裏全体で体重を支える: かかとから着地したら、足の裏全体に体重を移動させ、地面をしっかりと捉えます。
  3. つま先で蹴り出す: 最後に、親指の付け根(母指球)で地面を力強く蹴り出し、次の一歩へつなげます。
この一連の動作を滑らかに行うことで、足への衝撃が緩和され、体への負担が少ない効率的な歩き方が身につきます。

腰痛予防のためのエクササイズ

妊娠中の腰痛は多くの妊婦さんが経験する悩みですが、簡単なエクササイズを取り入れることで予防・緩和が期待できます。
ここでは、自宅で手軽にできるエクササイズを2つご紹介します。

注意: エクササイズを行う際は、必ずかかりつけの医師に相談し、許可を得てから無理のない範囲で行ってください。体調が優れない時や、お腹の張りを感じる時は中止しましょう。

1. キャット&カウ

四つん這いの姿勢で行う「キャット&カウ」は、背骨の柔軟性を高め、腰周りの筋肉をほぐすのに効果的なエクササイズです。
  1. 肩の真下に手、股関節の真下に膝がくるように四つん這いになります。
  2. 息をゆっくり吐きながら、背中を丸めておへそを覗き込みます。(猫のポーズ)
  3. 次に、息を吸いながら、ゆっくりと背中を反らせ、胸を開いて目線を斜め上に向けます。(牛のポーズ)
  4. この動きを、呼吸に合わせて5〜10回繰り返します。

2. 骨盤底筋体操(ケーゲル体操)

骨盤底筋を鍛えることは、腰痛予防だけでなく、産後の回復を助ける上でも非常に重要です。
  1. 仰向けに寝て膝を立てるか、椅子に座った楽な姿勢をとります。
  2. 尿やガスを我慢するようなイメージで、膣と肛門をゆっくりと引き締めます。この時、お腹や足に力が入らないように注意しましょう。
  3. 5〜10秒間キープした後、ゆっくりと力を抜きます。
  4. この動作を10回程度繰り返します。日常生活の中で気づいた時に行う習慣をつけると良いでしょう。

妊婦の歩き方と歩行支援用品

妊娠後期になりお腹がさらに大きくなると、正しい歩き方を意識していても、体のバランスが取りにくくなったり、腰への負担が大きくなったりすることがあります。

そのような場合は、無理をせず、歩行をサポートするアイテムを活用するのも一つの方法です。

歩行をサポートするアイテム

安全で快適な歩行のために、以下のような支援用品の利用を検討してみましょう。
  • マタニティベルト(骨盤ベルト): 骨盤を適切にサポートし、大きくなったお腹を下から支えることで、腰への負担を軽減し、姿勢を安定させる効果が期待できます。装着することで、歩行時の安定感が増し、腰痛の予防・緩和に繋がります。
  • 杖やウォーキングポール: バランスが取りにくいと感じる場合や、長距離を歩く必要がある場合には、杖やウォーキングポールが有効です。体を支える点が増えることで安定性が増し、転倒のリスクを減らすことができます。特にウォーキングポールは、上半身も使うことで全身運動になり、姿勢改善にも役立ちます。
  • 歩行器: 腰痛がひどい場合や、切迫早産などで安静が必要な状況下での移動には、歩行器が体を支え、足腰への負担を大幅に軽減してくれます。使用については、必ず医師や理学療法士に相談してください。

歩行支援用品を選ぶ際のポイント

これらのアイテムを選ぶ際は、ご自身の体の状態や使用目的に合ったものを選ぶことが大切です。
  • 体にフィットするか: ベルトや杖の長さなど、自分の体格に合ったサイズのものを選びましょう。
  • 専門家への相談: どのアイテムが自分に適しているか分からない場合は、かかりつけの医師や助産師、理学療法士などの専門家に相談することをおすすめします。
  • 正しい使い方を学ぶ: アイテムの効果を最大限に引き出し、安全に使用するためにも、正しい装着方法や使用方法を必ず確認しましょう。
妊娠中の体は日々変化します。正しい歩き方を基本としながらも、必要に応じて便利なアイテムを賢く取り入れ、安全で快適なマタニティライフをお過ごしください。

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